カーブ針
現在通っている英国王立刺繍学校(RSN)では、
刺繍課題作品の制作後、マウンティングと呼ばれる本格的な額装処理を行います。
その際に使用するのは、カーブ針。

色んな種類のカーブ針。それぞれ太さやカーブの形状が違います。
RSNでの額装処理は、ボンドは使わずに、カーブ針で仕上げるのですが、
この工程も、刺繍同様 とても難しいのです。
マウンティングするにあたり、注意しなければいけないことが 沢山あるのですが、
その注意点を全て守りつつ、扱いが難しいカーブ針を使って仕上げなければいけないので、本当に大変。
皮細工の過程で、少し使ったことがあるものの、滅多に使うことがなかったカーブ針。
中々扱いに慣れず、思う場所に針が上手く刺さらない・・・。
悪戦苦闘しながら、ひたすら練習していました。
そんな中、RSNの同じクラスで お世話になった生徒さんが、「これ、良かったら使ってみてください」と
お勧めのカーブ針をプレゼントして下さいました。

こちらは、京都の針屋さんのカーブ針とのこと。
早速試してみたら、今までの使ったカーブ針の中で 1番縫いやすい!
もちろん、私の技量が まだまだ追いついていないので、
縫うスピードは遅いんですけどね・・。
でも、この針のおかげで、少しコツが掴めるようになってきました。
良い針を頂いて、心から感謝です。
先日、ようやく額装の練習が終わったので、これから、いよいよ本番として、
実際の刺繍課題作品を、ひとつづつ額装処理していきます。
RSNでは、この額装処理も、採点対象となるので、
最後まで気が抜けないのですが、頑張って仕上げたいと思います。


